夕食の献立が決まらないのは「レジ前の10秒」が原因だ。脳内メモリを食いつぶす「ポイ活」という名のバグを修正せよ

夕食の献立が決まらないのは「レジ前の10秒」が原因だ。脳内メモリを食いつぶす「ポイ活」という名のバグを修正せよ

帰宅後、冷蔵庫の前でフリーズしていないか?

それは君の能力不足ではない。「可処分メンタル」が枯渇しているだけだ。

日中のレジ前で繰り返される「数円のための演算処理」が、君の夜を破壊している事実を突きつける。

1. 脳内バッテリーの残量は「朝」で決まる

君の意志力(ウィルパワー)は無限ではない。朝起きた瞬間が満タンで、夜に向かって減少していく消耗品だ。

人間の意志力は、使えば減る「消耗品」だ。

米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された研究によれば、裁判官の仮釈放審査において、朝一番の承認率は約65%だったが、休憩前の空腹時にはほぼ0%にまで激減したという結果が出ている。

[参考]裁判官の判断、昼食休憩の前後は厳しい傾向 米研究|AFPBB News

昼食を挟んでリフレッシュ(再起動)すると数値は回復するが、夕方の裁判官はもはや「却下(現状維持)」というデフォルト動作しかできない状態に陥る。

あの冷静沈着な裁判官ですら、脳のエネルギー切れには抗えないのだ。

君が夕方、スーパーで「今日はもう惣菜でいいや」と高いコストを払ったり、帰宅後に「何も考えられない」と動画サイトを巡回して時間をドブに捨てるのは、まさにこの「自我消耗(Ego Depletion)」による処理落ち現象だ。

2. 1円のためにCPU使用率を100%にする愚行

問題は、君がその貴重なバッテリーを「どうでもいい決済」に浪費していることだ。

レジ前で「A店はPayPay、B店はd払い、いや待てよ、今日はポイント2倍デーか?」とスマホを操作するあの数秒間…。

あれはただの会計ではない。

君の脳内で「無意味なA/Bテスト」「複雑な還元率計算」という高負荷なバックグラウンド処理が走っている状態だ。

数十円のポイント差額を得るために、君は「夕食のメニューを考える」あるいは「自己研鑽する」ためのリソースを、レジ前で垂れ流している(メモリリーク)。

「マキシマイザー(最大化人間)」と呼ばれる人種は、常に「最高」の選択肢を探そうとするが、その結果、幸福度が低くストレスを抱えやすいというデータがある。

選択肢が増えれば増えるほど選ぶコストが増大し、選ばなかった選択肢への未練が残るからだ。

レジ前での最適化行動は、ROI(投資対効果)が著しく低い。

「時給10円の残業」を自ら請け負っているようなものだ。直ちにやめろ。

3. 楽天カードという「ミドルウェア」を導入せよ

解決策はシンプルだ。「思考の自動化(デフォルト設定)」を行え。

ドイツ(同意率12%)とオーストリア(同意率99%)の決定的な差。

それは国民性ではなく、記入用紙の「デフォルト(初期設定)」が「参加する」になっていたか、「参加しない」になっていたか、ただそれだけの違いだ。

[参考]【参考】行動経済学~ヒトは常に合理的であるわけではない~|D4DR inc.

人間は、初期設定を変更することに「莫大な心理的コスト」を感じる生き物だ。ならば、このバグを利用しない手はない。

  • 決済手段のユニクロ化
    • スティーブ・ジョブズが「今日着る服を選ぶ」という決断コストを嫌い、毎日同じ服を着続けたのは有名な話だ。
    • 君も決済手段を「固定」しろ。
    • ここで推奨するミドルウェアが「楽天カード」だ。
  • オフロード処理の実装
    • 楽天カードを「デフォルト」に設定することで、君は「どこで払えば得か?」という演算から解放される。
    • 「基本還元率1%」というスペックは、ポイ活界の最適解ではないかもしれない。
    • だが、君の脳内メモリを守るための防壁としては、これが「十分(Good enough)」な水準だ。
[参考]【公式】ポイント・プログラム|楽天カード

「どのカードが得か?」という問い自体をアンインストールしろ。

財布を出した瞬間に、脊髄反射でカードが出る状態を作る。これが最強のシステム構築だ。

「思考停止」という名のOSアップデートを実行せよ

今日から計算機を捨てろ。

「損をしない」という呪いから解き放たれた空きメモリで、君はもっと重要なこと——例えば、大切な人と囲む夕食の味——を感じ取れるようになるはずだ。